車社会のアメリカ、私はタイヤにも保険をかけてます!!

   

アメリカに来てから数年間はバス生活でしたが、大学4年生の時、インターンすることをきっかけに車を買いました。一度車の生活に慣れてしまうと、もうバス生活には戻れない位日々の生活が楽になります。車無しの生活は今ではもう想像も出来ません。

そんな毎日必要な車ですが、車は何の前ぶれもなく故障したり、パンクしたりもします。車社会のアメリカです。ロスアンゼルス周辺とは言え、日本に比べ Public Transportation があまり充実していません。バスの数もそこまで多いわけではないですし、時刻表もあってないようなものです。Metro Train も限られた場所しか通りませんし。なので一度車が故障してしまったりすると不便で不便で・・・・

今の車になってから、数え切れない位パンクしました・・・

タイヤが薄いというのもありますが、キャンバーもあるので、どうしても内側から減っていってしまいます。

今の車を買って2年連続でタイヤ4本総取り替えしました・・・・1回目は買ってすぐでした。もうそろそろ取り替える時期だったのか、後ろのタイヤの1本が内側から破れて Freeway でパンクしました。他の3本も結構危ないということで全部取り替えることに。

2回目も同じく後ろのタイヤが内側から破れ、また他のタイヤの内側もキャンバーのためボロボロになっていたので全部替えることにしました。

前のタイヤはローテーション出来ますが、ローテーションもせず、こんな薄いタイヤで毎日100マイル近く走れば、そりゃWorn outもしますし、パンクしたりもしますよね・・・

特に Rim も3ピースなので気を付けなければいけないのですが、何も気にせず走りまくっていました・・・

 

4本変えるのに$1,000近くします。かなり痛いです・・・・毎年タイヤに$1,000もかけていられない!!と嘆いていると、タイヤ屋さんがこのタイプのタイヤには保険をかけた方がいいよと教えてくれました。

保険には細かい条件もありますが、私はタイヤの保険は価値があると思います。保険をかけてから2度、タイヤを無料で交換してもらいました。

今回はタイヤの保険は価値があるかどうかについて、私の体験談を含めお話したいと思います。

 

タイヤの保険

タイヤの保険はどのタイヤ屋さんもOfferしているわけではありません。私は『American’s Tire』でタイヤを買っているので、そこで保険を購入していますが、個人で運営している小さなタイヤ屋さんでは保険は扱っていません。『America’s Tire』以外に、『Firestone』もタイヤの保険をOfferしています。

会話の中では ”Do you have insurance??” ”You have to re-insure” と ”Insurance” という単語を使いますが、『America’s Tire』では正式には ”Certificate for repair, refund or replacement” と呼びます。『Firestone』では ”Tire Warranty” です。

保険が使えるのは保険を購入してから3年以内、又はタイヤの溝が3/32inch以上残っている場合です。

釘やネジが刺さってパンクした場合や、走っていてタイヤが破れてしまった場合は保険が使えますが、事故でタイヤがパンクした場合や雪道でチェーンを巻いてタイヤがダメになってしまった場合などは保険は使えません。

あくまでも、Natural な Cause でタイヤがダメージした場合のみです。

タイヤがパンクした時の応急処置のスプレーもありますが、そのスプレーも使ってしまうと保険がきかなくなってしまいます。

小さな釘が刺さっただけなど、その場で直してもらえる場合は保険は関係ありません。タイヤのダメージが大きく、”Non-repairable” で買い替えが必要な時にこの保険が役に立ちます。

 

How much??

私の Front Tire(前輪)の保険は1本$21.50(2014年)でした。Rear Tire(後輪)は$38.25(2017年)です。2014年は$37.75だったので、ちょっとだけ値上がりしていますが、悪くないと思います。

この金額を払えば、もしパンクしてタイヤを買い替えなくちゃいけなくなってもただで済みます。無料なんです!!無料と言っても、その前に保険料を払っていますけどね。でも、それでも私はかなりお得だと思います。

つい最近またパンクして Rear Tire を取り替えましたが、ただでした。本来なら$300ちょっとします。$40の保険を払えば、この$300は払わなくて済みます。

保険の値段はどうやって決まるのかな思い、スタッフに聞いてみました。

大きさ??と聞くと、大きさもそうだけど、保険は Simply にタイヤの値段によって決まるよ、とのことです。彼のタイヤは1本$400位するから保険も$40位だけど、もしタイヤが$37なら保険は$6位だよとも教えてくれました。

タイヤが安ければ保険も安くなるようです。保険をかけていればどの保険料のどのタイヤでも、タイヤがダメになった時、無料で買い替えることが出来ます。

保険は1度しか使えないので、保険を使ってタイヤを買い替えた時はまた保険をかけなおす必要があります。3年以内に、そしてタイヤの残りが3/32インチになる前にまた Non-repairable のパンクをするかはわかりませんが、保険無しでタイヤを買い替えるとなると出て行くお金はとても大きいので、一応毎回保険をかけています。

私の前のタイヤは$170程、後ろは$270位です。Tax や他の Labor などを入れると$200~$300位します。やっぱり毎回この額を払うとなると、結構厳しいんですよね・・・ 車の Maintenance はこれだけじゃないですし、足回りを直したり、消耗しているパーツを直したり、他にも何かと修理費がかかります。

そこまで頻繁にパンクは起こらなくても、いざ起こった時に無料になるのは助かります。

なので$20~$40でかけれる保険は私にとっては価値があると思い、毎回購入しています。

 

 

Is It Worth?? It Depends!!!

価値はあるか?と聞かれると、私にとっては価値はあると思いますが、タイヤの種類や値段、乗る距離によって答えは異なると思います。

例えば私が前に乗っていたこの Hyundai Tiburon。

タイヤは1本$100もしませんでした。4本全部変えても、Tax、Labor 入れて$400もしません。

1日の平均運転距離は30マイル位でした。Rimも純正のドノーマルのものです。その辺の Bump もへっちゃらです。今の車はExtraで気を付けなくちゃいけませんが。

運転距離もそこまで長くないですし、タイヤも特殊なものではありません。もちろんどんなタイヤでもパンクの可能性はありますが、運転する距離も短い分可能性も低くなります。そしてこのタイヤの金額ならまだ出せます。

でも今のタイヤは買い替えとなると痛くって・・・・

保険を使わずに後ろのタイヤを買った時の詳細です。この金額には新しいタイヤの保険料が含まれていますが、保険をかけなかったとしても、$320くらいします。

でも保険を使えば、ただになります!!

この時も新しく保険を掛けたので保険料+その他の Fee の$40を払いましたが、本来$272するタイヤは-$272と引かれています。

Front のタイヤも保険で買い替えました。後ろのタイヤと比べて少し安めですが、それでも本来なら$200近くします。

タイヤの値段$166が引かれています。新しく購入した保険料だけ払いました。

今乗っている車のタイヤはちょっと特殊です。タイヤは20インチと大きいですし、キャンバー角も付いているので内側からダメになる可能性がかなり高いです。前のタイヤはローテーション出来るのでまだ寿命を延ばすことが出来ますが、後ろのタイヤはローテーション不可なので、消費するのみです、どうしようもありません。

タイヤの幅が広いからか、何かと釘やネジが刺さってパンクします。パンクもその場で直せるものであればいいですが、Non-repairable の場合はオーダーしなくてはいけません。

『America’s Tire』で直してくれるのは下の絵のタイヤの赤い部分のダメージだけです。

ダメージの場所が少しで”Repairable”の赤い部分から外れいていると直してくれません。Korean や Mexican オーナーの小さなタイヤ屋さんなら直してくれたりしますが、アメリカの車屋さんはRiskは負いたくないので直してくれません。

今回のネジはギリギリ大丈夫かな??と思いましたが、”Non-Repairable” と言われてしまいました・・・・

こんな大きなネジ、どこで踏むのでしょうか??

Meixican や Korean のタイヤ屋さんなら直してくれるかも知れないので、今回は『America’s Tire』はやめて、そのまま Mexican のタイヤ屋さんに行こうかなとも思いました。ネジや釘のパンクは今はその場ですぐに直してもらえるので、待つ必要もありません。でも保険があるので買い替えるとしても無料です。

どうしようか迷いました・・・

私が迷った理由は、『America’s Tire』でタイヤを買い替えるとなると、タイヤを交換するまで2、3日待たなくちゃいけないからです。タイヤの在庫はなく注文になるので、届くまで最低2、3日はかかります。でももし Korean や Mexican のタイヤ屋さんでその場で直してもらえれば、その場で直してもらえますし、タイヤを注文する必要もありません。

今回はまだぺちゃんこではなかったので、そのまま空気を入れてもらって運転して帰りましたが、場合によってはタイヤが届くまで2、3日『America’s Tire』に車を置いて帰らなくてはいけなくなります。

とりあえずスペアに換えればいいんじゃない??と思うかもしれませんが、それは無理なんです。なぜなら・・・・

『America’s Tire』は10年以上古いスペアタイヤは付けてくれないんです。私の車は2004年製なので、スペアタイヤもうとっくに10年経っています。タイヤがペチャンコで、一時的にスペアが必要な場合でも、彼らは『America’s Tire』の敷地内ではスペアタイヤは付けてくれません。

だったら、私が自分でする!!と言っても、じゃあ車をこの『America’s Tire』の敷地内から出してからやって、と言われます・・・

訴訟社会のアメリカなので、アメリカのお店は何かと厳しいです。その分しっかりしているという言い方も出来ますが、Korean や Mexican の車屋さん・タイヤ屋さんの方が融通が利きますし、ちょっと位ならグレーなこともしてくれます。

アメリカのタイヤ屋さんは10年以上古いスペアタイヤは付けてはくれないので気を付けて下さいね。一度、どうしようもなく途方に暮れていたら、お店にあるRimとタイヤでスペアタイヤを作って貸してくれました。

でももちろん通常そんなサービスはないので、次にパンクした時は時相棒に来てもらって、彼のスペアタイヤを借りて付けてもらいました・・・・車のトラブルはすごくストレスになります。

ちなみに『America’s Tire』が扱えるタイヤは、以下の通りで、2/32Inch以下のタイヤも扱ってくれません。

 何かとストレスになる車のトラブル・・・どんなに急いでいても発注してから最低2、3日は待たなくちゃいけないですし。それ以上のストレスを減らすために(主にお金ですけどね・・・)、私は保険を購入しています。

前の車だったら保険はかけていないでしょう。価値はないと思います。払える金額ですし、パンクは予期出来ませんが、それでも今の車に比べパンクの可能性は低いです。

Is it worth?? と聞かれることもありますが、今の車は ”Yes!!” です。でも ”It depends” だと思います。どんな車に乗って、どんなタイヤを履かせているか、一日どれくらい走るかなどによって保険が必要かどうかは異なります。

でももしタイヤ1本の値段が高くて、しかも特殊なタイヤを付けている場合は、私は保険をかける価値はあると思います。

もちろん考え方はそれぞれ違うので、パンクしなければお金が無駄になるだけ、という方もいると思います。正直私にもそういう気持ちは少しあります。3年以内に何も起こらず、その前に3/32インチまですり減ってしまえば、保険は無駄になるだけです。でも私のタイヤは何度もパンクして、何度も痛い思いをしたので、私は保険をかけることにしました。

今まで2回この保険で買い替えていますが、それぞれ$180、$300かかるところを無料で取り替えてもらっています。もちろん、このために$22、$40の保険料を払っていますけどね。

ちょっと迷うかもしれませんが、もしタイヤのトラブルで困っているのであれば、私はタイヤの保険の購入をおすすめします!!

 

タイヤは引き取れない

保険を使って買い替える時は、ダメージしたタイヤは引き取ることは出来ません。でも保険を使わずに買い替えた場合は引き取ることが出来ます。

今回、私が買い替えたネジの刺さっていたタイヤは『America’s Tire』で処分されました。ネジが刺さったのは Driver’s side, Rear left だったのですが、片側だけ替えるのはバランスが崩れますし、特にこの手の車は両方同時に替える方が良いようです。前の車だったらそこまで気にしないと思いますが。

実際、Passenger side の Rear Right も結構減っていました。

    

左が新しく替えたタイヤで、右はまだ替える前です。比べて見るとよくわかります。

この車は毎回両側替えるようにしていますし、どうせいつかは替えなくちゃいけないので、反対側も買い替えることにしました。自分で買い替える場合は保険は使えません。でもタイヤは引き取ることは出来ます。

後ろのこのタイヤはローテーションが出来ないので、Lifetime も短いです。この車のタイヤの寿命は6,000~12,000マイルで、前のタイヤはローテーションで少し延ばせたとしても、後ろは無理と言われました。

スペアを持っていても10年以上古ければ、どうせ『America’s Tire』では変えてくれないですし、何かあった時のために予備はあった方がいいです。

私もいくつか予備を持っています。

前のタイヤは1本あれば両方使えるので1本で済みます。後ろのタイヤは今回右を持って帰って来たので両方揃いました。

私のスペアタイヤは10年以上経っているので付けてもらえませんが、これらのタイヤは持って行けば付けてもらえます。もちろん安全と判断されたタイヤしか付けてもらえませんが。

もしタイヤを引き取りたい場合は、保険を使わずにタイヤを購入する必要があります。

 

高いタイヤを付けている場合はおすすめ!!

タイヤの保険の価値があるかどうかは、車・タイヤによると思います。タイヤ4本全部にかけるとそれなりの額になりますし、何も起こらなければそのお金は無駄になってしまいます。

でも、私は保険に入って金銭的にかなり救われました。もし特殊なタイヤを履いていてタイヤの値段が高い場合は、私は絶対に保険をかけることをおすすめします!!何百ドルするところが何十ドルで済むんです。

お店によって保険がカバーするダメージや条件、金額も異なります。私は『America’s Tire』の保険を使って買い替えた時、タイヤ代はただになりましたが、『Firestone』は Pro-rated になる場合もあるようです。

保険をかけても何も起こらなければお金は無駄になってしまいますが、でも保険ってそういうものですよね。私の様にタイヤ代が高くてお困りの方は、タイヤに保険をかけることをおすすめします!!

 

 

 

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