黙ってるだけでもこんなに出てく!!ロスアンゼルスでの生活費!!Part 1:家賃

      2017/02/24

 

私は2005年にカリフォルニア州のロングビーチ(Long Beach)という街に引っ越してきました。当時は仕送りもあったので、そこまで苦しさを感じたことはなかったのですが、2006年、卒業する少し前に『もう仕送りはいらない!!』と宣言してから、戦いの日々が始まりました。

最後の授業料だけは払ってもらったのですが、それまで普通に学生生活をしていた私に貯金なんていうものは全くなく、口座に$16しかない!!なんて時もありました・・・

とりあえず少しでも自由な時間があればシフトを入れて、売れるものは売って、朝も夜も働いて、なんとか生活を確立することが出来ました。それからもずっと働き続けて、憧れの車も買って(中古ですが)、学校にも戻って、ある程度自分のやりたいことはやって、自分的にはラッキーな人生を送っていると思います。もちろん、それまでに相当働きましたが・・・

でも、やっぱり思います。高い・・・と。学費も高いですが、生活費もかなりします。働いてアメリカに残る分には、そこまで厳しくないと思いますが、学費も払うとなると、かなり厳しいです。

自費留学は本当に大変です。容赦なく出される宿題と、どんどん減っていく貯金・・・不安とストレスの毎日です。自費留学は充分なお金、又は、かなりの強い意志、根性が必要です。

今回はアメリカ、ここロスアンゼルス周辺での生活費についてお話したいと思います。 もちろん人によって生活基準は違うと思いますが、大体平均どれくらいかかるかをまとめてみました。

 

家賃

まずは出費の中で一番大きな家賃です。ここロスアンゼルス周辺では、市によって多少違いますが、一部屋の家賃の平均は$1,000前後です。もちろん安いとこを探せば$800くらいの部屋もありますが、今はなかなか難しいです。ビーチの近くでは1ベッド$3000以上するところもあります。

ホームステイ

私は2005年にWyomingから引っ越してきた時、学校を通してホームステイ先を探しました。もう10年以上前の話ですが、当時の家賃は$500程で、食事は付いていませんでした。この$500は、当時でもかなり安い方でした。私以外にも韓国人の男の子とフィンランド人の女の子がホームステイしていました。ホストマザーはほとんどいなかったので、一軒家を3人でシェアしている様な感じでした。

ホームステイのいいところは、家具があることです。一人暮らしの様に一から揃える必要がないので楽です。あと光熱費とか、インターネット代とかも含まれているので、サービスの契約などの手間もありません。

食事は私の様に全く付いてないとこもありますし、BreakfastとDinner、Breakfast, Lunch, Dinner、Dinnerのみ、など宿泊先によって違います。

今現在のホームステイの費用を見てみました。$800~$1,200位です。ホームステイなので、少し自由が奪われますが、食事も付いてて$1,000は悪くないです。

ホストになる人達は、お金のためという人もいますが、留学生のために何かしたいという人もいるので、色々連れて行ってくれたり、親切にしてくれる人もいます。私はミネソタにいた時、ホストファミリーがカトリック教会に連れて行ってくれました。当時は全然興味ありませんでしたが、自ら行く機会なんてないので、今思えばいい経験だったなと思います。

ホームステイをしていると、一緒に食卓でご飯を食べることが多いので、会話も出来ます。英語も練習出来て、アメリカの文化も感じることが出来るので、しかも全部揃っていて、アメリカに来たばかりの時期はホームステイがベストだと思います。デメリットは、初めは緊張して気を遣ったり、ルールがあったり、ちょっと自由が制限されることです。

ルームシェア

留学生のほとんどはアパートや一軒家のルームシェアをします。一人暮らしほど自由ではないですが、ホームステイより自由に出来ます。一人暮らしよりも安いですしね。私も学生の時はずっとアパートをシェアしていました。光熱費は半分ずつ出し合って。

たまに空いてる部屋を貸しに出している家もあります。家具付きだったり、何もなかったり。ホームステイと違って、留学生を受け入れたい!!という訳ではなく、ただ空いている部屋を貸す、と言うだけです。元々持っている一軒家の空き部屋を貸し出すので、Reasonableな値段で出している所が多いです。でも、たまに条件があって、Overnight guestはダメとか、キッチンは使っちゃダメ、なんてとこもあります。

この辺のアパートの家賃は高いです。市によっても違いますし、市のどのエリアかでも変わってきます。私が行ったEl Camino Collegeがあるトーランス(Torrance)と、そのすぐ隣のガーデナ(Gardena)、ロミータ(Lomita)の中ではトーランスが平均一番高いです。そして、そのトーランスの中でも、あの辺は安い、とか、あそこから西は高い、とかあります。

この辺で2ベッドルームのアパートは、安いの探せば$1,300くらいからあります。$1,500、$1,600くらいまでは留学生の予算内だと思います。2人で住んで$650~$800。悪くはないと思います。

2ベッドルームでバスルームが2つあればすごくいいんですが、1つをシェアの場合は結構時間を考えなくちゃいけないんです。特に女の子はシャワーとか、お出かけの準備とかバスルームにいる時間が長いんですよね。コンタクト取りに行きたいだけなんだけど・・・と結構待ったりもしました。

相性もあったりして、上手くいけばいいですがトラブルが起こる可能性もあります。うるさい、とか、全然洗い物をしない!!など、ストレスになる時もあります。なんで私が洗わなくちゃいけないんだ!!と超イライラしながらルームメイトの食器を何度洗ったことか。洗わなければいいじゃん??って思うかもしれませんが、洗わないとスペースがなかったり、邪魔だったり、使えなかったりするので。私はその理由で2回ほど引っ越ししています・・・ちゃんと洗い物して!!なんて、日本人はなかなか言えないんじゃないでしょうか・・・??

私の周りを見ると、ほとんどの留学生はアパートのシェアです。ホームステイ程気を遣わなくていいですし、ある程度の自由もあります。全くの他人と同じ空間で過ごすので、習慣の違いなどからストレになることもありますが、やっぱり一人暮らしに比べて出費が抑えられるのである程度は我慢です。




一人暮らし

一人暮らしはやっぱり家賃が高いです。この辺りでは最低でも1ベッドルーム$1,000はします。場所によってはまだ$900とか、$1,000以下の1ベッドのアパートもありますが、予算は最低$1,000とした方がいいかと思います。実際には$1,000のベッドルームはあまり見つかりません。平均$1,200、$1,300位します。

光熱費やインターネット代なども全部自分です。もちろん契約も全部自分でしなくちゃいけないです。最低限の家具や電気製品なども必要ですし。何かとMove inにお金がかかります。でもやっぱり一人暮らしは自由でいんですよね~。自分の好きな時にシャワーが使えて、自分の好きな時に音楽聴いたり、集中して勉強も出来ます。この空間を自由に使えるんです。でもやっぱりその分お金は出て行ってしまいますし、働かなくちゃいけないんです・・・

私は今Studioに住んでいます。Studioとは、ベッドルームがない、キッチンなど全部が繋がってる造りのことです。Studioによっては仕切りのあるところもあって、数年前に住んでいたロングビーチのStudioは、キッチン、リビング、クローゼットエリアと全部仕切られていました。こんな風に、レストランみたいにブースもあったりして。気に入ってました。4年くらい前ですが、家賃はガレージ付きで$790でした。ガレージ無しだともう少し安くなります。

ちなみに今の家賃は$1,000です。去年$975から上がったんですよね・・・正直高いですが、私は自由と時間を選びました。遅く帰って来ることが多くて、いつもルームメイトを起こしてしまわないように気を遣っていましたが、好きな時間に音など気にせず電子レンジとか洗面所を使いたくって。

今のStudioも壁があります。広くはないかもしれませんが、狭くもないです。一人の私にはぴったりです。

 

基本的にこっちは、お水は家賃に含まれています。たまに家賃に光熱費が全部含まれているアパートもあったりします。ガス代も電気代も。そういうところがあれば楽なんですけどね。なかなか見つからないです。

Studioで$1,000位です。もっと高いStudioもあります。なので1ベッドとなるとやっぱりもう少し高くなります。

 

Background Check と Credit Check

アパートを借りる時に大家さんが入ってくるTenantに対して“Background Check”というものをします。これで大家さんはその人の過去を見ることが出来きます。何種類かありますが、大家さんはこれから住む人に犯罪歴などがないかを確認します。Driving History(運転歴)や倒産やローンの情報も載っているCredit Report(信用報告書)も見れたりします。基本的にCriminal Recordで逮捕歴がないか、法廷での記録、令状など出ていないかを見て、そのTenantは安全なひとかどうかをみます。

“Credit Check”はその人の金銭情報を見ます。今までのローンや支払いのHistoryなどが出てきます。アメリカには“Credit Score”というのがあって、今までの借金などをどれくらいちゃんと期限に遅れず返してきたか数字で表したものです。スコアは850まであります。こんな感じです。

picture from www.mybanktracker.com

 

クレジットカードなどを使って、ちゃんと全額をDue dateまでに払っていれば問題ありません。中にはこの“Credit Score”のレポートを出して、と言う大家さんもいます。

 

Security Deposit

アメリカではアパートを借りる時“Security Deposit”と言って、前金を払います。このDepositはアパートを出る時に返ってきます。大体のアパートは“30 day notice”と言って、出る時は30日前に伝えなくちゃいけません。これはアパートの契約書に書かれていて、もし契約を破った場合はこのお金は戻ってきません。例えは、私が急に出なくちゃいけなくなった時に、大家さんはすぐには次のTenantを見つけられないので、この私の“Security Deposit”でカバーします。そういう時のためと、あと住んでいる間に壊れたり劣化したものを直すためにも使います。キレイに使えば多く戻ってきますが、壁に何かを飾るために穴を開けたり、カーペットをボロボロにしてしまったりしたら、大家さんがそのお金を使って直します。なので修理代が引かれた額が戻ってきます。

“Security Deposit”がいくらになるかはアパートによって違います。家賃と同じ額を払う場合もあります。例えば家賃が$1,000だったら、入る時に$2,000払わなくちゃいけません。$300や$500などと決めているアパートもあります。

ちなみに私の払ったSecurity Depositは$900でした。月の真ん中に引っ越したので、その月の半分の家賃、次の月の家賃、Security Deposit、この3つを同時に払うことになり、$975+$488+$900でMove inに$2,363払いました・・・

ペットを飼っている人は“Pet Deposit”を払うこともあります。

 

部屋探しの条件

それぞれ探すときの条件があると思います。自分専用のバスルームが欲しいとか、ガレージ付きがいいとか、学校の近くがいいなど。

私はアメリカに来て4年くらい車を持っていなかったので、学生の時の条件は“学校まで1本のバスで行けるところ”でした。昔のホームステイ先は学校から少し離れていて、バス2本を乗り継いでいかなくちゃいけませんでした。車社会のアメリカのバスはそこまで多くありません。そして結構いい加減だったりします。大きな通りや中心街は多く走っていますが、小さい通りは1時間に1本とかです。1本目が遅れて2本目をMissしたとか、上手くTransfer出来ないと、時間も無駄になってしまいます。

あとやっぱりガレージ又は駐車スペースはあった方が断然楽です。Street Parking、路上駐車だと、遅く帰って来た時にParkingスペースがなかなか見つからなかったりします。ストレスを減らすためにも、時間をセーブするためにも、ガレージは大事です。

あとルームメイトとの相性も大事です。基本的に私はルームメイトにそこまでの関係は求めません。一緒ご飯を食べに行ったりとか、モールに行ったりとかあまりしませんでした。近くなりすぎると、また色々と面倒なことも増えてくるので・・・過去に失敗していまして・・・私はルームメイトとあまり関りを持たないタイプなのでこだわりはありませんでしたが、一緒の空間で生活することになるので、どんな人と一緒になるかも条件の1つです。

でも、あれもこれもと条件を付けると、なかなか見つからないんですよね。最低でも2,3つ位の部屋を見た方が、比べることも出来るのでいいかも知れません。あれ??この前見た部屋小さいと思ったけど実は悪くないのかも、とか、ここだったら、あっちの方が駐車しやすそうだな、とか。色々発見出来ます。

 

自費留学

学費も払って、家賃も払うとなると、かなりの気合が必要です。本来なら、学校のスケジュールが先でシフトは後、になるべきですが、逆になります。絶対にお金が必要だからです。シフトを優先して、そこに取れるクラスを入れたりします。学校の時間と、シフトの時間、宿題に必要な時間を上手く組み合わせてスケジュールを組まなくちゃいけません。そして睡眠時間は5時間とか、3時間なんかの日もあります。でもそれくらい働かないと、学費・生活費を払っていけないんですよ・・・

例えば、生活費は月$1,500とします。家賃、電話代、車の保険、ガソリン代、食費などで最低それくらいします。語学学校など安い学校ならちょっと違ってきますが、コミュニティカレッジに行くとします。

1学期に学費、健康保険、教科書など最低$5,000はかかるので、次の学期までにその$5,000を用意しなくちゃいけません。次の学期の支払いまで6ケ月あるので、月に最低$850ずつ貯めていかなくちゃいけないです。生活費と授業料で月に最低$2,350は必要になります。

でも留学生が出来るバイトなんて大体最低賃金です。それで月$2,300稼ぐにはどれくらい働かなくちゃいけないか、なんとなくイメージ出来ますよね・・・??いっぱいです!!いっぱい働かなくちゃいけないんです!!車なんかが壊れた時には、もうアウトです!なので、自費留学で一人暮らしをする場合は、お金は十分に用意してから始めましょう・・・例えば月に$1000~$1,500稼いで、残りは貯金から、など出来る様に。そうすれば勉強にも集中できますし。自分ではいけるかな??と思った貯金も実際にはそうでもなかったりします・・・

 

To be continued…. 

一人暮らしをしている人も中にはいますが、留学生のほとんどはルームシェアをします。本来の目的は勉強なので、勉強に集中できる環境であれば、多少気に入らないことがあっても我慢です。やっぱり安いですしね。固定費なので、自分の努力や節約ではどうすることも出来ません。なので、なるべく安い方がもちろん生活も楽です。

生活費のほとんどは家賃ですが、他にもどんどんお金が出て行きます。ロサンゼルスの生活費 Part 2では電話代、光熱費、車の保険、食費などについてお話ししたいと思います。

 

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