アメリカでアパートを探す方法

私はカリフォルニアに来て最初の７年で１０回程引っ越しをしました。転校したから、家賃が上がると言われた、ルームメイトが全然掃除しない・・・など、理由は色々ありましたが、引っ越しは簡単ではないです。

通常アパートやホームステイ先を出る時は”30 Day Notice”を出すので、そのNoticeを出した後の３０日間で次のアパートを探さなくちゃいけません。でもなかなか見つからなかったりするんですよね・・・もし大家さんやホストファミリーがまだ誰も見つけていなければ、延長をお願いできますが、アパートのルームシェアなんかはもうすでに次の入居者が決まっていたりします。見つけないと残るルームメイトが全額自分で出さなくちゃいけなくなるので。

そう簡単に自分の条件に合ったアパートは見つからなかいです。時間だけがどんどん過ぎていって、少しずつ焦ってきたり。ここで決めようかな、でもあともう何軒か見てみようかな、なんて少し迷ってから、やっぱりあそこにしよう！！と連絡しても、もう他の人に決まっていたりします。基本、”First come fist serve,” 早い者勝ちです。もちろん待ってなんてくれません。最後はかなり妥協しなくちゃいけない時もあります。

留学生のほとんどはルームシェアです。なのでオンラインや人づてで見つけることが多いです。ルームシェアじゃなくても留学生が日本の様に不動産屋やエージェンシーに行くことはまずありません。一軒家を探している場合や、家族で住むための大きなアパートじゃない限りは。やっぱり今はオンラインなんですよね。

アパートを見つける方法はいくつかあります。それでは見ていきましょう！！

 

Craigslist（クレイグスリスト）

Craigslistはアメリカのコミュニティサイトです。アパートだけじゃなく、他にも求人広告や、売ります買います、ローカル情報もあって、すごく便利なサイトです。

今のアパートはこのCraigslistで探しました。その前のルームシェアのアパートもいくつかCraigslistで見つけています。

一人暮らしをする場合は、アパートの家賃、場所、ガレージがあるかないかなどの条件が合えばすぐに決めれますが、ルームシェアの場合は、値段や場所だけじゃなく、どんな人と一緒になるかも気になります。

大体は簡単な自己紹介のようなものが書いてあります。年齢や、職業、どこの学校に行っている、アウトドアが好き、キレイ好きです、犬を飼っています、などなど。あと、ある程度の要望を書いていることも多いです。ルームメイトは同じくらいの歳がいい、Female Only、Gay Friendlyな人、タバコは吸わない人、など。

もちろん実際に行って会ってみないとわかりませんが、少し選択肢を狭めることが出来ます。

条件に合う部屋が見つからなくても、Craigslistはかなり大きなコミュニティサイトなので利用している人が多く、毎日毎日新しい物件がPostされます。そのうち条件に合った部屋が上がってくると思います。

 

びびなび

びびなびは日本人コミュニティの情報サイトです。なのでCraigslistほど大きくなく、アパート貸し出しの投稿もそこまでは多くありません。でも、投稿している人のほとんどが日本人なので、日本人のルームメイトを求めている場合は便利です。

貸し出す方も日本人がほとんどで、日本人を求めてびびなびに載せます。留学生のために一軒家の部屋を貸し出している投稿もよく見かけます。良心的な家賃で、しかも家具付きの部屋が載っていたりします。残りの滞在期間が短い時は、家具付きが楽です。家具など揃える必要がないので。

やっぱりアメリカのサイトと違って数が少ないので選択肢は少ないですが、やっぱり日本人というだけで理解出来たり、つながります。ミスコミュニケーションやトラブルも減ります。もちろん人にもよりますが。

 

学校、マーケットなどの掲示板

学校やマーケットの掲示板って見たことありますか？？私はそこまで注意して見ることはないんですが、意外にあったりします。

これは日本マーケットの掲示板です。いっぱいありました。

これは両方とも一軒家の間借りです。光熱費込みで、$660（左）、$700（右）です。貼り紙の下の部分に電話番号が書いてあって、1つずつ切り取ることが出来ます。

”Light Cooking”と書いてありますが、これは料理好きの人には残念な条件です・・・簡単な料理のみなので、あまり長い間キッチンにいることは出来ません。光熱費を抑えるためです。

あとFemale Onlyという条件も書いてあります。

これはアパートのレントです。２Bedroom１Bathroomで月$1,440です。誰か見つけてシェアして家賃は$720、光熱費も入れて月$800～$850位になると思います。

一軒家の間借りはちょっと自由が少なくなりますが、やっぱり安いです。

たまには掲示板を覗いてみるのもいいかもしれませんね。

 

”FOR RENT” サイン

車で走っていると、”For Rent”というサインを見かけます。例えばこんなサインです。

空き部屋がある時に、管理人さんがこのサインを建物の前に出します。この下の空白の部分にちょっとした情報、”２Bedroom”とか、電話番号が載っています。電話番号も何も書かれていない時は、直接アパートの管理人の部屋まで訪ねていきます。

サインを見てその場で連絡がついて、すぐに部屋を見に行くことが出来る時もあります。私は過去に何軒か見に行きました。”For Rent”のサインがたくさん出ているエリアを車で回って、電話してみました。サイトの様に写真などがあるわけじゃないですし、情報は少ないですが、とりあえず電話して聞いてみましょう。

 

他にも人づてに、とかもあります。友達がルームメイト探してる、とか、私出るけど入る？？とか。あとは友達と一緒にアパートを探してシェアする方法もあります。でも、基本みんなまずはオンラインで探します。

あとはCraigslist意外にも、apartments.comやrent.comもあります。みんな色んな所に投稿しているので、かぶっているものもありますが、びびなびの様に特定のコミュニティ限定ではないので、かなりの選択肢があります。

 

アパートのルームシェア vs 一軒家の間借り 

一軒家の間借りは、元々家を持っている人が空いている部屋を貸し出す場合が多いので、少しでもお金が入ってくれば、という感じなので家賃はReasonableな所が多いです。大体光熱費も含まれています。家具付きの部屋も多く、留学生にはベストな環境かと思います。

ただ、お金は欲しいけど、光熱費はあまり使わないで欲しい、関りは持ちたくない、なんていうこともあったりします・・・キッチンは使っちゃダメ、とか、こっちの入り口は使っちゃダメ、とか、たまになんか悲しくなるような条件もあります。私はこんな条件の家も何軒も見てきました。自炊して節約したいので、キッチンがないのは厳しいです。

あと、Overnight Guestはダメという家も多いです。空き部屋は貸すけど、自分たちの生活の生活の邪魔はしないで欲しいという意味で。

一軒家やアパートをみんなでシェアする場合はみんなでフェアに割る場合と、部屋の条件によって少し差を付ける場合があります。もし”３ Bedroom 1 Bathroom” の場合は、3人とも同じ条件なので、家賃は平等に分けます。でも、もし”３Bedroom 2 Bathroom” で、１つの部屋がMasterと言って部屋の中にBathroomの付いている部屋だとします。そのMaster roomに入った人は、自分専用のBathroomがありますが、他の２人は残りの１つのBathroomをシェアします。こういう場合はMaster roomの人が少し高く払う場合が多いです。同じ金額なら、絶対にMasterの方がいいですもんね。

昔、２ Bedroom 2 Bathroom のアパートに住んていた時、ルームメイトの部屋がMasterでした。私は通路にあるBathroomを使っていて、そこはゲストも使っていました。なので、ルームメイトが考慮してくれて、安くしてくれて、ルームメイト$1000、私＄600でした。

みんなでシェアする場合は特に厳しい条件はありません。キッチンも自由に使えますし、よっぽどじゃない限り、Overnight Guestも大丈夫です。中にはタバコはダメ、ゲストはダメという時もありますが、それは部屋を探している段階で確認が出来ます。

一軒家の間借りの方が、比較的家賃も安いですし、家具も揃っているので楽です。でもやっぱりアパートのシェアの方がなんとなく自由が多いです。

アパートのルームシェアも一軒家の間借りも、どちらも同じ屋根の下で他人と暮らすことに違いはありません。なるべくならトラブルなく仲良く住みたいですね。

 

探すときの条件

みんなそれぞれアパートを探すときに条件があります。Freewayの近くがいいとか、ガレージ付きがいいとか、セキュリティゲートがある所がいい、とか。もちろん予算が先にくると思います。が家賃意外にも大事な条件がいくつかあります。

ルームメイト

私は若い時は、とにかく予算以内であれば良かったので、そこまで悩まずに決めていました。ほとんどの場合は学校がシフトですし、私はルームメイトと仲良くなりたいとか友情は求めないので、そこまで気にしていませんでした。たまに家の中で会って、Hiって言って、ちょっと話するくらいです。なので、年齢も性別も人種もあまり気にしませんでした。

ただ、今思うともう少し気にすれば良かったなぁとも思います。１０回くらい引っ越したうちの３回は”ルームメイトが洗い物をしない”だったからです！！別に、引っ越さなくても話し合いで解決出来そうな感じですよね。私もそう思います。でもやっぱりなかなか言えないんですよね・・・・仕方なく洗ったり。でもそんなのフェアじゃない！！と思い、放っておくとある日大量のアリさんが遊びに来ていたり・・・

きれい好きかそうじゃないか、これはかなり大事です。Wyomingの寮に入る時はこのカテゴリーがありました。自分はきれい好きかそうでもないかを記入しました。

ルームメイト募集の投稿にも書いてあることがあります。自分はNeat Freak（潔癖症）だとか、Very clean personだよ、とか。男の子とかあまり気にしなかったりしますよね？？（私、偏見！？）気にしない場合は問題ないですが、きれい好きな人は、アパートを見に行った時にシェアして使うエリア、キッチンやBathroomがどれくらいキレイかを確認した方がいいです。

ガレージ vs  路上駐車

私は今はこの条件が家賃と並ぶくらい重要です。ガレージがあるかないかです。

ガレージがないと結構大変だったりします。Street Parkingと言って、路上駐車ですね、スペースが見つかればいいですが、見つからないと、１ブロック、２ブロック位歩かなくちゃいけない時もあります。昔住んでいたロングビーチは最悪でした・・・夜遅くに疲れて帰ってきて、でもParkingが見つからない！！なんて日ばっかりです。見つからなくって、諦めて朝まで公園で寝たこともあります・・・わざわざ部屋に行って毛布取ってきて・・・泣きそうでした。

例え駐車スペースが見つかっても、朝早く起きて車を動かさなくちゃいけなかったりもします・・・“Street Sweeping”です。道路のお掃除です。週や市によって違いますが、アメリカでは毎週“Street sweeping”といって、大きな清掃車で汚れを取ったり、枯葉を取ったりして、道路を掃除します。そしてそのお掃除中は車を停めてちゃいけないんです。停めたままにしているとTicketといって、駐車違反の切符を切られます。昔は＄５０前後でしたか、今は上がってるかも知れません。停めるところが全然見つからなくって、ギリギリの所に停めて、大丈夫だったかなぁと見に行ったら、しっかりTicketが切られてたりします。これはRed Zoneといって、少しでも赤い部分にかかったらアウトです。市はそうやってお金を集めるので・・・

エリアによってスケジュールは違いますが、場所によっては、朝４時から６時まで停めちゃいけない、なんていうのがあります。厳しい・・・昔は３時５５分に起きて動かしたりしてました。辛いんですよね、毎週毎週・・・

昔は家賃が安ければいいと思っていましたが、今はガレージも必須です。アパートによっては２ベッドなのに、ガレージは１つしか与えられない、なんていうこともあります。住宅街は比較的余裕がありますが、エリアによっては一軒家に何人も住んでいる家ばっかりが続くエリアもあります。そうなると必然的に車の数が増え、Parkingが厳しくなってきます。

他にも条件はありますが、予算もあるのでなかなかPerfectなところは見つからないかもしれません。でもこれだけは譲れない！！という条件はあると思います。どうしても見つからない場合は、その条件だけを残して、妥協する必要もあります。

 

Good Luck!!

Noticeの後の３０日間で見つけるのは厳しかったりもします。学校やシフトで時間がなかったり、時間があって部屋を見に行きたくっても、相手との時間が合わなかったり。私は今回のアパートは時間をかけて決めました。焦って決めるよりは、時間をかけようと決めていたので、３０ Day Noticeを出す前からオンラインで見ていました。人がなかなか見つからないのか、出入りが激しいのか、何度も繰り返し載ってる部屋があったりもします。そういう所は最後の手段だと思い、そういうアパートもも含めていくつものアパートを見に行きました。

条件が多すぎると選択肢も減っちゃいます。その間、時間もどんどんなくなっていくので、焦りも出てきます。予算と条件も大事ですが、残りの時間も考えながら動きましょう。時には妥協も必要です。いいアパートが見つかるといいですね！！

 

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