さすがアメリカと思った瞬間 ~ アンケートの性別記入欄に ”男性” ”女性” 以外に ”その他” もあった!!
2017/08/22
最近ポイントアプリ『InDolloarBox』でアンケートに答えていました。このアプリの Redeem 出来る最低限の金額は$30とかなり高めで、しかも全然使えないので Uninstall してしまおうと思ったのですが、すでに$20程貯まっていたので、何となくもったいないような気もします。あと$10分だけ頑張ってそれから Uninstall することに決めました。ただこのアプリ、本当に Cheating か!!って言うくらいどうしようもないんですよね・・・
アンケートに行きつくまでに時間もかかりますし、結局アンケートを受けられなかったり、アンケートが途中で終わっちゃったり、急に消えたり・・・アンケートに受ける前に自分がそのアンケートに適しているか確認するための質問がいくつかありますが、年齢を入れたら、”Sorry, but you don’t qualify for this survey” なんて出てきました!! What do you mean!?!?
Paid E-mail というカテゴリーもありますが、E-mail自体が届かない・・・みんな同じ Issue があるようで、Google Playでの評価はいいですが、オンラインでは Scam だという声が圧倒的に多いです。私は絶対におすすめしません!!
でも今は$25位なので、あともうちょっとです。
大体アンケートを受ける前に、自分がそのアンケートを受ける資格があるかどうか決めるための質問があります。アンケートにもよりますが5~10問程で、年齢、性別、収入などの簡単な質問です。
最近その性別の記入欄に ”Others” という選択肢があるものを見つけました!!
大体のアンケートは ”Male” と ”Female” です。
ちなみに、年齢の質問にある ”Prefer not to answer”(答えたくない、又は ”Prefer not to say”(言いたくない)は良く出てきます。
絵をクリックするタイプのものもあります。
選択肢が ”Male” ”Female” ”Others” ”Prefer not to say” というものもありました。
何となくアメリカを感じた瞬間です。One step ahead な感じです。こんな考え日本にあります??私はまだないと思います。
世の中には自分の性別がまだハッキリとわからない人達だっていっぱいいます。性同一性障害の方や、Transgender の方もいます。必ずしも外見の性別と心の性別が一致するというわけではありません。
私はたまたま女の外見で、たまたま心も女でした。でも好みの問題かもしれませんが、スカートなんて高校を卒業してから15年間一度も履いたことありません。男物の香水や腕時計を付けたり、楽なのでボクサーパンツを履いたり、ゲームやギャンブルが大好きだったり、男っぽい部分はたくさんあります。憧れからですが、女の人のおっぱいやお尻ばっかり見ていたりもします。よくWeirdと呼ばれますが・・・興味は人それぞれなんです。
パターンなんて色々ですよね。男性の体で生まれたけど心は女性で、そして Bisexual(男性にも女性にも興味がある)とか、様々です。
昔はよくレズビアンと間違えられました。パンクっぽいメイクと、ボディピアスとこの肩幅の広さは、こっちではレズビアンに見えるようで。”I love your shirt” と女の人に言い寄られたこともあります。よく Neutral とも言われました。男と女の真ん中だと。でも Sexuality は一応 Hetero です。
”Other”(その他)という選択肢があれば、ハッキリと答えにくい方も選べますし、中には答えたくない人もいるので ”Prefer not to say” も嬉しいですね。
私は10年くらい前に取った ”Human Sexuality” のクラスで同性愛者についての Research Paper を書いたこともありますし、私の Presentation のトピックは ”Transvestism” でした。辞書では”異性服装倒錯”と出てきます。異性の服を着ることですね。元々先入観・抵抗はないですし、むしろ知識として必要な分野だと思ってこのトピックを選びました。その頃はまだ Gay/Lesbian はアメリカでもそこまで Common ではありませんでしたが、今は法律で(州レベルですが)同性愛者の結婚も認められています。なんら男女のカップルと変わりません。
ずっとレストランでサーバーをしてきましたが、ゲイやレズのカップルが目の前でチュッチュしてるのも何度も見てきました。女性の格好をしている男性をサーブしたこともあります。さすがにカウンター越しに目の前で激しくキスをされたらちょっとソワソワしてきて、Hello!? 自宅じゃないんですけど!!とも思いますが。これは男女のカップルに対してもそうです。
ストレートかゲイか判断がしにくい子もたくさんいて、特に女の子っぽい男の子をよく見かけますが、正直に First impression は ”可愛い!!” です。だって本当にしぐさとか可愛いんですもん。私なんかよりも女子力の高い男の子はいっぱいいます。というか、私が低過ぎるんですけどね・・・
そんなアメリカでも同性愛者や性同一性障害に対しての理解がまだ低く、いじめや差別などがあるのも事実です。でも一歩進んで、性別のカテゴリーに ”男性” ”女性” 以外に ”その他” があるのは何となく嬉しいです。みんながもっとオープンに、平等に住みやすくなるような気がして。
日本もこんな国だったら、もっともっと性同一性障害や Transgender で悩んでいる人も住みやすくなるのになぁと思いました。好き・嫌いの問題じゃないんです。ただ ”違う” That’s all.
時代の流れや変化に On time でついていける、そんなアメリカが私はすごく好きです。トランプ大統領になったのでちょっと後退してしまう部分も出てくるかも知れませんが、法とみんなの意識はまた違ったりします。
こういう意味ではアメリカは本当に住みやすい国だなと思います。Open-minded で Flexible で。でも Survive するのはかなり大変ですよ!!特にここロスアンゼルス周辺は、家賃、光熱費、健康保険、車の保険、生活費、交際費、黙ってるだけでも17万~20万は出て行きます。差が激し過ぎますし。そういう意味では本当に厳しいですけどね。特にこの辺りはみんな Materialistic(物質主義) ですし、田舎出身の私には心がすり減ってしまいそうな時もあります。
でもやっぱり、現に性別の記入欄に ”Others” の選択肢が増えました。これはアンケートなので、Officially な契約などの Application にはまだ ”Male” ”Female” しかないと思います。
つい先日、健康保険の見積もりを出してもらおうと思い、オンラインで Application を記入していました。そしたらこんなのが出てきました。
”Transgender” (性転換した方)のためのカテゴリーです。”Male to Female”(男性から女性)、”Female to Male”(女性から男性)と、結構 Specific です。健康保険なので男性女性で保険プランは多少異なりますし(”Pregnancy” のプランなど)、他にも色々あるのかも知れませんね。
これはカリフォルニア州の健康保険のサイトです。Covered California という Official な機関です。Officially な申し込み、契約にももう新しい性のカテゴリーはあったんですね。This is America!!
私のぶっ飛んだ考えでは、”Male body with feminine activities” や ”Physically female with sense of male” なんていうのがあっても良いんじゃないかな!?なんて思ったりします。いやいや、Too complicated だろう、なんて自分なりに Analyze してみたり。だから Weird って思われるんですかね・・・
人種差別や格差も激しい国です。”平等” と言う言葉からはかなり離れている部分もあります。それでも Progressive な部分も強いアメリカ。性別の ”Others” にまたそんなアメリカらしさ、アメリカの魅力を感じた瞬間でした!!